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入居アドバイス

入居前・引越し

1.契約について

賃貸契約書は貸主と借主が合意した賃貸借の条件を示す重要な書類です。使用方法が制限される場合がありますので、もう一度「賃貸借契約書」の内容を確認し、ルールや約束事を守るよう注意してください。また、契約が終了(退去)するまで契約の際に受領した「重要事項説明書」などの書類と一緒に、大切に保管してください。

2.物件状況の確認

部屋を使う前に、必ず設備に異常がないか、床・壁・天井などに傷や汚れがないかを確認してください。これは、退室時の原状回復の費用負担を決める重要な資料となります。

3.引越時の注意点

●引越は慌ただしいものです。電気・ガス・水道・電話等の各種手続きには時間的余裕をもってスムーズに作業を進めましょう。手続きを確実に行なわないと、使用開始以前の料金が請求されてしまう等のトラブルが発生する可能性がありますので、ご注意ください。
●転入・転出届け、運転免許証・銀行・郵便貯金・保険・クレジットカード等の住所変更も忘れずに行ないましょう。
●ご近所への挨拶も忘れずに。遠くの親戚より、近くの他人。困った時にお世話になることもあるかもしれません。町内会、自治会は地域の情報、防犯、災害対策等であなたの生活を支えます。

入居中の注意点

1.各種手続き

●家賃の支払い
支払期日、金額等を確認してください。支払いが遅れると遅延損害金が発生したり、契約が解除になる場合がありますので、ご注意ください。
●契約内容の変更
入居者の変更や契約事項の変更が発生した場合は、必ず窓口の業者に連絡しましょう。
●町内会
加入が義務付けられている場合は必ず入会し、会費の納入や回覧板の手配等を忘れずに行なってください。地域の方々との交流も快適な生活のために役立ちます。

2.生活全般について

●ゴミ出しのルール
地域により、分類・回収方法が異なります。ゴミはしっかり分類し「決められた日に、決められた場所へ、適切な方法で」処分してください。
●騒音
昼間はそれほど気にならない音や振動(トイレ・お風呂の排水・掃除機・ドアの開閉・階段の利用等)でも、深夜・早朝にはご近所の迷惑になる場合がありますので、十分に注意してください。また楽器等の演奏は、契約で使用を許可されている場合以外はできません。
●ペットの飼育
ペットは、許可されている場合以外は飼育できません。また、許可されている場合でも、鳴き声や臭い、抜け毛、ノミ・ダニの発生等に留意し、ご近所の方の迷惑にならないようにしてください。飼育しているペットが襖、障子、柱に傷をつけ、あるいはハウスクリーニングしても脱臭できない臭いが残った場合には、損害賠償責任が発生しますので十分ご注意ください。
●共用部分
廊下、玄関ホール、ベランダ等は、居住者全員の共用部分です。私物やゴミ、出前の器、自転車等を放置するとご近所に迷惑をかけるとともに、災害時には避難の妨げになることがあるので、やめましょう。
●駐車場(契約がある場合)
指定された場所に駐車して下さい。駐車場内での事故に気をつけましょう。特に子どもにはご注意ください。また、子どもたちが駐車場で遊ばないよう、注意してください。違法駐車や無断駐車は緊急時に消防車、救急車、パトカーの通行を妨げる恐れがあります。
●駐輪場
自転車、バイクは決められた場所へきちんと整理して置き、必ずカギをかけてください。

更新・解約

更新時の注意点

契約満了日が近づくと(賃貸契約では通常2年間の契約となっています)、更新の案内が届きます。万が一案内がない場合は、必ず確認するようにしましょう。更新の手続きは、所定の方法で行ないます。質問などがあれば、不動産会社へお問い合わせください。

解約時の注意点

解約をする場合は、契約書記載の解約予告期間内に不動産会社へ連絡してください。解約日までの期間が指定の解約予告期間に満たない場合は、その分の家賃相当額を負担することになるので注意しましょう。また、電話だけでの連絡はトラブルの原因になる可能性があるので、必ず「解約届」を不動産会社までお送りください。

室内点検

退去時には、使用した部屋などの原状回復をしなければなりません。原状回復費用には、基本的に経年変化による劣化部分は含まれず、故意による改造や過失による汚れや傷についての補修費用を負担することになります。この費用は敷金と相殺し、余剰金がある場合には返還、不足が生じた場合には追加分を支払います。室内点検は、入居時と比べて建物や設備がどのような状態に変化しているかを調べるものであり、後々のトラブルを防止するためにも必ず立ち会いにて点検してください。

退去時の注意点

退去時は以下の点に注意しましょう。

●電気、ガス、水道等の退去検針
電気、ガス、水道等の退去検針は、引越の1週間前程度に各担当営業所に連絡し、退去日までの料金を精算してください。精算をしていないと退去日以降に使用した公共料金と区別できず、使用していない分まで上乗せして請求される場合があります。お客様番号が記載されている領収書等を準備しておくと便利です。電話に関しては116番に電話をし、移転または休止の手続きをしておきましょう。
●部屋の清掃や荷物の置き忘れ
退去の際には部屋の清掃や荷物の置き忘れに注意し、不要品等は残さないようにしてください。不燃物や資源ゴミ、粗大ゴミ等は計画的に処分しないと、退去日当日に処分できない場合があります。万一不要品が残っていたり、清掃が不十分な場合は、別途処理費用や、ゴミが残置された日数分の賃料を請求される場合があります。
●鍵について
入居時に渡された鍵は、すべて返却してください。紛失した場合は鍵一式を新調することになり、その実費を請求されることがあります。またコピーをしたものがあれば、渡して処分してもらうようにしましょう。
●郵便物について
最寄の郵便局に転居届(用紙は郵便局にあります)を提出しておくと、旧住所宛の郵便物は1年間に限り新住所に転送されます。
●配達物について
新聞、牛乳等の配達物を停止する旨の連絡をしてください。
●転居の手続き
転居届を市区町村の役所に提出してください。
●最後に…
ご近所への挨拶も、忘れずに。

西日本住販株式会社
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大阪府知事免許(8) 第29894号